コーチは、Activateを定められた方法で実施しなければなりませんか?それとも、実施方法の一部を変更できますか?

 

コーチがActivateをどのように活用するかは、さまざまな要因によって左右されます。プレーヤーの経歴やトレーニング歴、トレーニングセッションの目的、プログラムの各レベルに費やす時間、利用可能な施設や用具、そして、プレー環境などが、プログラムの実施方法に影響を与える可能性があります。

これらの要因にかかわらず、コーチが意識しておくべき点がいくつかあります。

Activateのエクササイズをプレーヤーに実施する際には、コーチは以下の点に注意して計画を立てる必要があります。

  • エクササイズ中は、プレーヤーができるだけ身体を動かしている時間を最大化しましょう。
  • 目的意識を持ちながら、プレーヤーが正しくエクササイズを行えるようにしましょう。
  • 楽しみながら取り組みつつ、プレーヤーの運動能力を引き出す挑戦的な内容にしてください。
  • プレーヤーが安全に取り組めるよう、不要な怪我のリスクを避けてください。

これらの指導の基本方針を守りつつ、コーチは、プログラムの実施方法に十分な柔軟性を持たせることができます。下の図は、Activateエクササイズを実施する際にどの程度エクササイズの形式をきっちり当てはめるべきか、その振り幅の両極と、それぞれの実施モデルの特徴を示しています。 

もっともきっちり当てはめて実施する場合は、エクササイズをトレーニングセッションの最初または最後にまとめて行い、コーチが直接監督できる時間を確保します。このかたちは、プレーヤーにプログラムや新しいレベルを導入する際に有効で、理解を深め、エクササイズを練習する時間を十分に確保できます。また、Activateに不慣れなコーチや、多くのプレーヤーを同時に指導する場合にも、このかたちなら、プレーヤーをしっかり観察しながらエクササイズを進めるのに役立ちます。

以下のプレイリストには、きっちり当てはめるかたちでActivateを実施したセッションのサンプルが含まれています。

エクササイズの形式をきっちり当てはめる場合 - ユースセッション

 

エクササイズの形式をきっちり当てはめる場合 - 成人セッション

 

エクササイズの形式をそこまできっちり当てはめず自由度の高い形で行う場合では、Activateのエクササイズをトレーニングセッションの本練習部分に組み込み、プレーヤー同士でゲームや競争形式で行うことがあります。このかたちは、プレーヤーとコーチがエクササイズに慣れ、必要な動きや意図を理解している場合に有効です。導入にはある程度の時間が必要ですが、プレーヤーにとってはより楽しく、意欲的に取り組めるセッションとなります。また、少人数のプレーヤーを指導する場合にも効果的で、コーチは監視しながら必要に応じてフォームや動作を修正できます。

以下のプレイリストには、Activateのエクササイズをゲーム形式、あるいはゲームの中に組み込むなど、自由度の高いかたちで実施したサンプルセッションが含まれています。また、ActivateをTackle Readyタックル・レディ)Breakdown Readyなどの他の教材プログラムと関連付けて活用する方法も紹介しています。

自由度の高い形で行う場合 - ゲームに組み込まれたActivate

 

自由度の高い形で行う場合 - ゲームとして行うActivate

 

自由度の高い形で行う場合 - ActivateとTackle Readyタックル・レディ)の統合

 

自由度の高い形で行う場合 - ActivateとBreakdown Readyの統合